お伊勢参りとは

お伊勢参りとは、江戸時代に起こった伊勢神宮への集団参詣をいいます。もとはお蔭参りと呼んでいました。江戸時代中期から明治にかけて、庶民の間では一生に一度はお参りに行きたい憧れの地であり、各地で「講」が組織され、「おかげ参り」と呼ばれる参拝ツアーが行われました。数百万人規模のものが、60年周期(「おかげ年」と言う)に3回起こりました。街道沿いには、参拝者を迎えた石灯籠(とうろう)や宿場町が今も残っています。最大の特徴として、奉公人などが主人に無断で、または子供が親に無断で参詣したことにあります。これがお蔭参りが抜け参りとも呼ばれるゆえんです。流行時にはおおむね本州、四国、九州の全域に広がりましたが、真宗地域には広まりにくかった傾向があるようです。お伊勢参りは、内宮(天照皇大神宮)、外宮(豊受大神宮)のお参りを言います。死人が生き返ったなど、他の巡礼にも付き物の説話は数多くありますが、巡礼を拒んだ真宗教徒が神罰を受ける話がみられます。
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